2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『城と目眩』目次

小池滋・志村正雄・富山太佳夫編『城と目眩:ゴシックを読む』ゴシック叢書20、国書刊行会、1982年9月 小池滋「はしがき」 I 野島秀勝「英国ロマン派とゴシック小説:開いた自然と閉じた自然」...11 高山宏「目の中の劇場:ゴシック的視覚の観念史」...35 鈴…

コナン・ドイル「茶色い手」

コナン・ドイル「茶色い手」西崎憲訳『怪奇小説日和:黄金時代傑作選』ちくま文庫、2013年、111-139ページ。 ちくま文庫のジャンルもののアンソロジーは充実している(品切れで入手の難しいものも多いが!)。最近編まれた怪奇ものから、ドイルの一編を。 莫…

松浦寿輝『青の奇蹟』

松浦寿輝『青の奇蹟』(みすず書房、2006年) 63のエッセイを収める注文原稿集。 「映画的身体の分類学」(114-122頁)は「映画によって表象される身体」(114)をめぐる考察。 このエッセイが注目するのは、身体が「単独のショットの内部に収まっているか、…

『近代文学現代文学 論文・レポート作成必携』

『近代文学現代文学 論文・レポート作成必携』別冊國文學、學燈社、1998年10月 国文学の論文作法本。 東郷克美「近代文学現代文学 研究の動向」6-13頁 1・「作品論」の季節、2・「作者」から「読者」へ、3・テクスト論のアポリア、4・再び「作者」の方へ…