『城と目眩』目次
小池滋・志村正雄・富山太佳夫編『城と目眩:ゴシックを読む』ゴシック叢書20、国書刊行会、1982年9月
小池滋「はしがき」
I
野島秀勝「英国ロマン派とゴシック小説:開いた自然と閉じた自然」...11
高山宏「目の中の劇場:ゴシック的視覚の観念史」...35
鈴木博之「ゴシック文学と建築の復興」...93
井手弘之「現代イギリス幻想小説と<ゴシック>」...119
*
八木敏雄「アメリカン・ゴシックの誕生」...139
志村正雄「現代アメリカ小説におけるゴシックの裔」...174
II
石川實「ドイツ恐怖小説とゴシック小説」...211
私市保彦「暗黒の美学とフランス、あるいはフランスにおけるゴシック小説の影響と発展」...235
沼野充義「彷徨と喪神:ロシア文学におけるゴシック・ロマンスの系譜」...265
竹山博英「タルケッティとゴシック小説」...290
木村榮一「現代イスパノアメリカとゴシック」...310
*
高田衛「江戸期小説・幻想と怪奇の構造」...330
III
小池滋「アイデンティティの事件簿:ゴシック小説と推理小説」...359
富山太佳夫「『修道士』の対比構造」...374
ジャン・B・ゴードン(志村正雄訳)「廃墟としてのテキスト:ゴシック意識の考古学」...390
篠田知和基「吸血の花:呪いの目、分身たちの不毛な性:ゴシック小説のテマチック」...431
山野浩一「サイエンスフィクションとネオゴシック」...447
池内紀「聖堂譚:エルンスト・フックスによる建築幻想」...460